2017-05

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後悔は

昨日の夜、お店で閉店作業をしながら、
ヒデと、ハナの最期の日のことを話していました。

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ヒデ、ちょっとウソくさい笑顔。

あの日の朝、
ヒデが仕事に出た約2時間後に起きて、いつものように猫様部屋であるリビングに行くと、
ハナがパソコンの椅子の下でグッタリしていました。
椅子の上にはトキが寝ていました。

私はパジャマのままハナを抱き上げ、ヒーターの前でずっとだっこしていました。
苦しそうだったハナは、とても穏やかな顔になってゴロゴロ言っていました。

許される限りの時間いっぱい、そうしてハナをずっとだっこして、
そして私は仕事に行く準備をしました。
ヒーターの前に置いていた猫様マットにトキがやってきて、
ハナは、トキの上に顎を乗せるようにしてくっついていました。
落ち着いたハナの様子に、「今日は大丈夫だろう」と私は思いました。

120130-10.jpg
ヒデ、真剣にテレビを見るの図。

お店に行って、いつものように、「ハナどうだった?」とヒデに聞こうとしたら、
ヒデはとても不安そうな、緊張したような面持ちでいました。
この頃のハナはゴハンが全然食べられなくなっていて、その落胆はお互い毎日ありましたが、
それとは全く質の違った、とても切羽詰った表情をしていました。

私が「今日は大丈夫だろう」と思ったのとは全く反対の、
ヒデは「ハナまずいんじゃないか」という大きな不安を感じていたのです。
私が起きてからのハナの様子をヒデに話して「大丈夫だと思うよ」と私は言いましたが、
それでも、ヒデの表情が曇ったままだったのを、今でもはっきり覚えています。

そういう話なんかを、昨日の夜、掃除をしながら2人でしていました。

「ひとつだけ後悔なのは、ウチ出る前にもっとハーちゃんのこと構ってやれば良かったと思うよ」

あの日、にゃー朝ゴハンの用意をしているヒデに、
ハナはずっとにゃーにゃー言いながらついて回ったのだそうです。
いつもはそんなことないのに、いえ、元気な時はそうしていたのですが、
この日のハナは、ずっとヒデについて回ったのだそうです。

「でもよくわかんなかったから、ゴメンなって言って仕事に出ちゃったんだよね。
 あの時、もっと抱いてイイコイイコとかしてあげれば良かった」

その、いつもとは違うハナの様子を、それからヒデはずっと気になっていたのでした。
気になって気になって、それが私の見たいつもと違うヒデの不安な表情になっていたのでしょう。

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らしさ溢れるふたり。(ここまで全て2007年12月31日撮影)

ヒデの後悔を聞いて、私はとても悲しくなりました。

ハナは、私に対するのとは違った心の開き方をヒデにはしていたと思うし、
ハナにとってヒデは間違いなく従順な僕だったし、
何より、ハナを家族にと連れて来たのはヒデだったのです。
ヒデにとって初めての愛猫で、ヒデにとっては特別な猫が、他でもないハナなのです。

私は今でも、ハナを看取るのが私じゃなくてヒデなら良かったのになと思っています。
ヒデに、ハナとの最後の時間を過ごさせてあげたかったです。

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ハナとヒデとのだめカンタービレ。(2008年1月28日撮影)

私は、私なりに、病気になってからのハナとはしっかり向き合ってきたと思うので、
ハナに対しての後悔は、何ひとつありません。本当に何ひとつ。

ハナが少しでも穏やかに過ごせること、それだけを考えるようにしていた中で、
嫌がるハナを病院に連れて行くのや、嫌がるハナに薬を飲ませるのはとても辛かったけど、
そのふたつだけは、私のわがままをハナに聞いてもらいました。
「ごめんね、点滴すると少しでも楽になれるからさ」
「ごめんね、でもこのおくす飲むと少しでも楽になれるからさ」

ハナは、点滴も薬の意味もきっと全く分かっていなかったと思うけど、
私は、それらがハナを少しでも穏やかでいられる手助けをしてくれると思っていたので、
このふたつだけは、ハナがイヤイヤしてもやらせてもらいました。
特に、ゴハンも食べられなくなったハナに薬をというのは本当に心が痛んだけど、
だけど私には、「もういいよ、いいよね」と言える勇気は最後まで持てませんでした。

ハナが旅立ってしばらくの間、私の中では
「もしかしたら私がこうしていたことが、ハナの苦しみに繋がったんじゃないか」
そう思うところもあるにはありました。
その後、動物病院に行って獣医さんにそのことを尋ねてみたり、
ヒデにもどう思うか聞いてみたりしました。
そして私は、もうそういう風に思うのはやめることにしました。

101020-1.jpg (2010年10月20日撮影)
よく見たら家族集合写真。

誰しも、多かれ少なかれ、愛する小さな家族への後悔はあるのだと思います。
私も、初代愛猫モモにはたくさんの後悔と懺悔があります。
この後悔は、この先、和らぐことはあっても消えることはきっとないでしょうし、
でも、この後悔があったからこそ、ハナの時には精一杯病気のハナに向き合えたとも思います。
きっとヒデも、あの時のあの後悔が、どこかで支えになることがあるのだろうと思います。

そう思うと、後悔というのは、もうどうにもならないことなどではなくて、
同じ悲しみや苦しみを、再び味わうことのないように導いてくれる、
かけがえのない大きな支えなのではないか、そんな気にも私はなります。
もちろん、後悔しないに越したことはないけれど、
後悔はただの苦しみでも憎むべき感情でもないと、私は思うのです。

● COMMENT FORM ●

後悔は、どんなに一生懸命頑張って尽くして看病したって、必ず誰にでも付きまとう感情だよね。
決して、ヒデさんだけじゃない。
私だって、どれだけ色んなこと後悔しているか・・・。
もっとああしてあげれば、こうしてあげればよかったって・・・。
でも、後悔の想いが出てくるってことは、それだけ愛していたってことだと思う。
どうでも良ければ、そんなこと考えもしないよね、きっと。
だから、ヒデさんもアキさんも私も、いっぱい後悔するけど、それだけ一生懸命愛した軌跡だと思おう!
(自分にも言い聞かせている)。
だって、悲しんでいたって、ハナちゃん喜ばないよね、きっと。
「たくさん愛してくれてありがとう~!」って、むこうの世界で元気な笑顔で言ってるよ♪

それにしても、ハナちゃんのポーズ、一々全部超可愛いんですけど~♪
「あ~らよっ!」って感じ、たまらないです。
特に3枚目、いいなぁ~^^
幸せになれる1枚です。
ハナちゃん、また笑ってるね♪
やっぱりヒデさん大好きなんだ~^^

6487だよ~!!!

Megiさんへ

Megiさん
私は、記事中にも書いたように、本当にハナのことでは何も後悔がないんです。
「やれるだけのことはやった」とか、そういうのではなくて、
本当に、目の前のことを、淡々と受け入れることができていたんじゃないかなあと思います。
もちろん、ハナとはもっと一緒にいられたらとても嬉しかったし楽しかったと思うけど、
ハナが病気になってしまったことは、誰の責任でもないし、
なってしまった病気が治らないものだと分かった以上、それに抵抗しても仕方ないし、
そこで抵抗するよりも、ハナが今までと変わらない生活が送れるよう、特別なことのないよう、
そしてあとは、ただ流れに任せようと、本当にそれだけに気持ちを注いできたので、
もっとああすればこうすればっていうのは、私の中ではないんです。
これまでと変わらない生活の中で、「治療」っていうのが加わっただけだったんですね。
ひとつ、自分を責めそうになったことに関しても、
責める必要はないなとちゃんと整理がつけられることだったので、もう思わないでいられています。
でも、ハナにはありがとうって言ってほしくないし、私も言いたくないんですよ。
なんか、終わっちゃいそうで。
ハナは今も私の心の中で普通にいるし、おはようもおやすみも、行って来ますもただいまも、
ハナが旅立った後での、普通の生活の中で流れていることなので、
ありがとうって言っちゃうと、なんか、そういうのにピリオド打ちそうな感じでダメなんです。
あんがい、受け入れているようで受け入れていなかったりもするのかな^^;
それにハナはね~、ありがとうとかいうタイプじゃないんですよね~アレは(笑)
ハナ、だっこされるの好きじゃなかったのに、この時はだっこで大人しくしてたので、
「おお!」と写真を撮りまくったんですよ^^*
だからヒデは立ちっぱなし。座るとすぐに逃げちゃうのは分かっていたから^^;
このおっちゃんっぽいポーズ、いいでしょ~♪ザッツハナです(笑)
なんだか、Megiさんの時はよく87番出ますよね。ん~ハナのいけず~~~~~ぅ^▽^;

ハナちゃんだっこされて可愛い~
手が頭の上ってのが良いな~♪
あんな恰好は我が家では見ない(笑)

余り経験したくなけど、見送る時は最初は後悔しかなかったね。
今でもリリーの時は後悔してるし・・・
ボギーはそう言ったのは余り無かった。
自分なりに出来る事はしたつもりだし、ほぼ老衰だったし。
勿論悲しみは変わらないけどね。
今のワンニャンの時も後悔したくないから(無理かな?)病気とか怪我とかは気を付けてるけどね。
それでもピッピが今は怪我してて、ちと病院通い^_^;
もうほとんど良くなったけど、気を付けてても病気やけがはするしね。
その時にどれだけの事が出来るか。かな~飼い主しかワンニャンには頼りにならないから。
リリーが5歳で亡くなった時に凄くそれは感じた。
寿命をまっとうするまでリリー生きれなかった。
5歳は若すぎる・・・あの時の後悔はもうしたくないね。

ごぶさたしております。
我が家の猫のごろにゃん、今朝入院しました。
偶然私が病気療養中で自宅にいたから、昼間の行動が最近少し変だと気付いたとは言え、もっと早く気がつけなかったのか?とも思いますが。
昨日昏睡状態に陥り、今朝生きているのも不思議な状態での入院でしたが、病院での処置の後持ち直したそうです。検査結果は腎不全。
明日には退院しますが、ごろにゃんの性格を考え、自宅で療養させる事になりそうです。
住み慣れた我が家で、残り少ない時間を平和に過ごさせてあげたいなと思っています。いよいよ私にもその覚悟をする時が来たのだとふと思いました。
明日以降、どんな生活になるんだろうなと。
いろんな思いを持ちながらいっしょに暮らしていくんだろうな、と。

シバヤンへ

シバヤン
ハナ、かわいいでしょ~こういう愛嬌はハナならではなんですよ♪
あの手は、頭キレイキレイしている手です。グルーミングしてるんですね。
いやあ~・・・ハナ、可愛いなあ・・・^^*(笑)
リリーちゃんの時は、シバヤンがすごく悔やんでいたのを私も今でも覚えています。
HPの掲示板で、短い言葉でリリーちゃんの旅立ちのことをシバヤンが書いていて、
詳しいことは分からないけど、でもすごく悔やんでいる気持ちが伝わってきました。
私は、ハナのことは、本当に後悔は何もしていないです。
後悔することのないよう、ひとつひとつ責任持ってその都度選択してきたと思います。
それだけは、ちゃんとやってきたって自負があります・・・かな。
だからきっと、看取ることへの悲しさや寂しさはたくさんあってそれは必ずあっても、
必ず後悔するわけじゃないと、私は経験上感じています。
要は、こちらの気持ち次第なんじゃないかなって。
えっ、ピッピちゃん、怪我ですか!?大丈夫ですか?知らなかった・・・
良くなっているようでちょっと安心、でも通院しなきゃいけないような怪我だったんですね・・・
ん~早く完治しますように。
リリーちゃんは5才、私の初代愛猫モモは3才、バロンちゃんは1才ぐらいでしたっけ、
みんな旅立つには若すぎる年齢ではありますよね。思うと悲しいです。
だからこそ、本当に、「今」という時間を大切にしていきたいです。普通に^^

タピアンさんへ

タピアンさん
ごろにゃんが具合が悪いことは前にも教えていただいていましたが、
昏睡状態にまで陥るとは、文章を読んでいてショックを受けました。
病院での治療が、ごろにゃんとって良い方向に働いてくれたんでしょうね。よかった。
ひとことで腎不全といっても、そのコそのコによって症状も違えば
病気への適応の仕方も、また治療方法も飼い主の意思によって違うので、
とにかく私は、この先、ごろにゃんが穏やかで安心して過ごせていければ
本当に嬉しいなあと思うし、1番にそれを願います。
みんな、病気のコも元気なコも猫も人もみんな、限りある時間の中で生きているので、
何よりも「今」を心豊かに過ごしていってほしいと祈っています。


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プロフィール

アキ(画像はハナ)

Author:アキ(画像はハナ)
2009年に腎不全の診断を受けた白茶のハナを中心に、日々楽しく過ごす幸せの時間をつづっています。
2011年5月14日、ハナは11年の生涯を終えて、次なる世界へと向かっていきました。
現在は、白黒トキとキジ白ユメ、2012年2月から家族になった茶トラのフクがメインです。

動物愛護法改正2012

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